01月28日2009年 |
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特別な職人を雇いハラル牛肉の輸出増を狙う−クイーンズランド州 |
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クイーンズラド州Mackayにある食肉処理場が特別な食肉解体者を雇い、イスラムの国々へ牛肉の販売を行なう。 食肉処理業者Borthwicks Meatworks社は、今シーズン処理される予定の15万頭の牛と共に、今日操業を再開した。
同社のサイモン・スタール社長は、「今回雇用したのはハラルと認定された食肉解体者であり、利益率の高いイスラム・マーケットに再参入する。 4-5年前はしきたり上の問題で、どれが良くて、どれが悪いのかが混乱していて参入が困難であった。 しかし今は、それらの不確かな部分が解決され、我々にとっては生産が容易となった。 オーストラリア産牛肉に興味があるイスラム教徒が世界には多くいる」と話した。 (Source;
ABC, 27/01/09 "Halal slaughterman to boost Mackay beef exports")
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01月28日2009年 |
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日本向けチェリー輸出が好調で、事業を拡大 − タスマニア州 |
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タスマニア州のチェリー生産者は、最近の日本向けの輸出の成功により事業を拡大する。 同州のDerwent
ValleyにあるReid Fruits社は、今シーズン日本へ1キロ当たり50豪ドルのチェリーを17トン輸出した。 これは日本政府が輸入の際に燻蒸処理を免除する新しい法律が施行されたことにより輸出量が増加した。
同社のティム・リード氏は、「日本からの注文が増えてきており、従業員を今の300人から500人に増やす必要がある。 日本のチェリーのシーズンは6月と7月で、我々は日本のシーズン以外の時期に輸出する。 日本のシーズンの間のチェリーの市場規模は約3億豪ドルで、我々が日本の端境期のマーケットを開拓する絶好の機会である」と話した。 (Source:
ABC, 26/01/9 "Cherry grower tipped to expand")
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01月28日2009年 |
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大手乳業が生乳の生産者価格を引き下げ − ビクトリア州 |
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ビクトリア州のタチューラ・ミルク(Tatura Milk. Industries)社は、生産者農家に支払う生乳価格の引き下げを発表した。 同社は今シーズンに12%までの価格の引き下げを行い、これによって生乳生産者農家にとって2月から6月までの価格が、今までの引き下げを合わせると34%の下落となる。 タチューラ・ミルク社の製品の80%は輸出向けで、輸出市場は最近の世界的な金融危機で大きな打撃を受けている。
以前、生産農家に対して全シーズンに渡りより高い価格を保証したにもかかわらず、同社のバリー・アービン会長は、「約束を破ったことは非常に残念だが、選択の余地はなかった。 私は株主に対して、『20年間業界のリーダーとして、約束を実行することで生産者農家との信用を築き上げてきた』と話してきたが、今回約束を実行できなかった事は非常に残念である」と語った。 (Source:
ABC, 22/01/09 "More milk price cuts")
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01月28日2009年 |
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遺伝子組み換え作物の収穫量は期待したほどではなかった |
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遺伝子組み換え操作(GM)をしたカノーラを栽培すべきかどうか? 今シーズンの植え付けの時期に、農家の人々は悩むことになる。 しかし、今回遺伝子組み換え操作(GM)をしたカノーラの試験栽培の公式結果が発表され、農家の人たちは現在の収穫量を比較することができる。 オーストラリア穀物研究開発公社(
Australia's Grains Research Development Corporation)が、遺伝子組み換え操作(GM)をしたカノーラを含む3種類の除草剤耐性カノーラの試験栽培を行なった。
同公社のコーディネーターのアラン・ベッドグード氏は、「GMのカノーラ以外は、イミダゾリノン系除草剤耐性(Imidazolinone
Tolerant)カノーラとトリアジン系除草剤耐性(Triazine Tolerant)カノーラであった。 ビクトリア州Horshamで行なわれた試験栽培の1ヘクタールの収穫量は、除草剤耐性の遺伝子組換えした”the
best Roundup Ready種”は0.7トン、”the best TT種 ”は0.8トン、”the best
IMI”は0.8トンとなり、3種の収穫量の違いは1ヘクタール当たり0.12トン以下となった。 これにより、これらの3種類のカノーラには収穫量では大きな違いはなかった。 しかし、重要なことはこれが1回目の試験栽培であり、今年中に何回か試験を実施する」と話した。 (Source:
ABC, 16/01/09 "Trials show no significant difference for GM yields")
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01月28日2009年 |
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韓国へ有機栽培そうめんの大型契約−はくばく・オーストラリア社 |
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ビクトリア州バララットに拠点を置くはくばくオーストラリア(Hakubaku Australia)社は、オーガニック商品としては過去最大の30万ドルのそうめんの輸出契約を、韓国の大手食品会社Sajo Haepyoと締結した。 今回は、小売店ですぐに陳列できるオーストラリア産オーガニック商品としては、韓国マーケットにこれだけの規模で販売したのは始めてである。
連邦政府サイモン・クリーン貿易相は、「35人のビクトリア州の従業員を雇用しているはくばく・オーストラリア社が今回の輸出契約を勝ち取ったことは、いかにオーストラリアの食品が優れた製造業の雇用を作り出しているかを証明している。 アジアではオーストラリアは上質の小麦を作ることで有名だが、同社は小麦を加工して麺にし、韓国に売り込むことによって一歩先を行っている。 これによってオーストラリア産食品の韓国への輸出の可能性は、世界的な金融危機のなかでも非常に期待が持てる」と話した。
韓国はオーストラリアにとって第6番目の貿易相手国で、2007-08年度の商品輸出は、前年度より9%増えて142.5億ドルで、食品輸出は16.1億ドルとなっている。 (Source:
The Hon Simon Crean MP, Australian Minister for Trade, 20/01/09 "Australian-Based
Company Exports Noodles to Korea")
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01月28日2009年 |
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大手牛肉ハーヴィー・ビーフが操業を一時停止−西オーストラリア州 |
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西オーストラリア州最大の牛肉業者ハーヴィー・ビーフが、世界的な金融危機が同社の顧客にも影響を及ぼしたことで9日間操業を停止する。
ハーヴェイ・ビーフの広報担当は国営ラジオ放送局のABCに対して、「1月24日から操業を止め、2月2日に再開する。 去年6月のバラヌス島(Varanus
Island)での天然ガス施設の爆発事故以来、8ヶ月間厳しい取引状況が続いており、最近の経済危機も追い討ちをかけている。 顧客も牛肉を購入する資金の調達が困難となり、需要が減っている。 操業停止は在庫を減らすことにつながり、今後の事業の見直しの機会も得られる。 ハーヴェイ・ビーフとしては、2月2日に必ず牛肉処理場を再開することを約束する」と話した。 操業停止の間、従業員は年次有給休暇を取ることになる。 (Source:
WA Business News, 22/01/09 "Harvey Beef suspends operations") |
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01月21日2009年 |
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世界的な乳製品価格が下落も底値が近い−乳業大手フォンテラ社 |
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大手乳業フォンテラ社のニュージーランド本社は、昨年の末から全脂粉乳(WMP)の平均契約価格が9.3%下落したが、スポット価格は12月の取引で1.3%上昇したと発表した。
同社のグローバルトレードのケルビン・ウィクハム社長は、「乳製品の価格は需要と供給の関係で下落している。 これは世界的な金融危機や景気後退により需要が急激に落ち込んでいるためである。 しかし、スポット価格が上昇しているのは励みとなっている。 我々の”需要と供給”の分析では、現在の価格は底値に近いと見ている。 世界的な乳製品の在庫状況もあるが、今の乳製品の価格はバイヤーにとって魅力的なものであり、現在の世界の乳製品マーケットの不安定さを物語っている。 1ヶ月前からシカゴ商品取引所でのアメリカのBarrel
Cheeseのスポット価格が37%下落している」と語った。
昨年7月から他の乳製品と同様に全脂粉乳(WMP)の価格が54%下落している。 また世界的にチーズ、バター、カゼインの取引価格も45%-55%下がっている。 他の農産物の価格も同じように下がっており、昨年の6-7月から比べると、大麦、トウモロコシ、大豆、小麦の価格も35%-55%下落している。 (Source:
The Land, 08/01/09 "Bottom for powdered milk in sight: Fonterra")
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01月21日2009年 |
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オーストラリア産ミツバチのアメリカへの輸出が再開 |
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アメリカへオーストラリアのミツバチの輸出が再開される。 アメリカ農務省はクイーンズランド州遠北部(Far
North Queensland)地域以外で生育したオーストラリアのミツバチの輸入を認めるために手続きを変更した。
クイーンズランド州遠北部はこの2年間、害虫のダニを媒介する東洋ミツバチと戦ってきており、このミツバチがはびこる危険性がアメリカが輸入禁止した理由である。 オーストラリアのミツバチの繁殖業者は今回のアメリカの決定を歓迎しているが、政府当局に東洋ミツバチを根絶するように促している。 (Source:
ABC, 19/01/09 "Australian bee exports back on track to US")
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01月21日2009年 |
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2008年のオーストラリア産牛肉の輸出量が過去最高に |
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2008年のオーストラリアの牛肉輸出は、始めは低調であったものの結果としては過去最高の輸出量となった。 2008年のオーストラリア産牛肉の輸出量は95万7,479トンで、2007年の94万1,400トンより2%増加し、今まで過去最高であった2006年の95万3,932トンより上回った。 輸出量が増え始めたのは国内の牛肉供給量が増え始めた4月からで、ロシア向けも増えた。 7月からオーストラリア・ドルが30-40%下落し、オーストラリア産牛肉の主要輸入国にとっては、牛肉価格が割安になった反面、世界的な金融危機による景気減速による影響も出た。
日本は依然オーストラリアにとって最大の牛肉輸出先国の地位を維持し、2007年より4%減って36万4,302トンとなり、過去最高の2006年の40万5,794トンからは10%減少している。 しかし、グレインフェッド(穀物飼育)牛肉の供給不足、2008年前半のオーストラリア・ドル高、アメリカ産牛肉との競争の激化などを考えると、2008年の輸出量は大変健闘している。 グレインフェッド牛肉の輸出量は、2007年と比べて13%減の14万9,183トンとなり、2003年以降で最低の輸出量となった。
アメリカ向けは前年より23%減少して23万4,779トンとなり、1997年以来最低となった。 9月までのアメリカ向けの輸出量は、オーストラリア・ドル高とロシアへの輸出増によって前年比34%減となった。 しかし、9月以降の3ヶ月間の輸出量は、オーストラリア・ドル安により前年比23%増加した。
アメリカ産牛肉との競争が増している韓国向けは、前年比15%減の12万7,207トンとなり、台湾向けも7%減の2万7,098となった。 2008年のロシアはオーストラリア産牛肉にとって第4番目の輸出先となり、年末に世界的な金融危機により支払い問題で輸出量が減ったものの、通年では7万2,035トンと過去最高となった。 ロシア向けが増えたのはブラジル産牛肉との競争が急激に収まったことによる。
その他の国では、インドネシア向けが23%増の3万3,019トン、フィリピン向けが314%増の1万4,143トン、シンガポール向けが46%増の8,061トン、マレーシア向けが87%増の6,183トンとなり、
E U向けも倍増の1万1,863トンと過去最高となった。 (Source: MLA, 08/01/09 "Record Australian beef exports in 2008") |
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01月21日2009年 |
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2008年のNZの新車乗用車販売台数は5.2%減、商用車は4.3%減 |
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2008年のニュージーランドの新車自動車販売は好調にスタートしたが、半ばから経済の風向きが変わり、7月以降は販売台数が前年割れとなった。 12月の新車乗用車の販売台数は5,224台となり前年同月と比べて6.1%減り、新車商用車も1,597台と前年同月比6.1%の減少となった。 通年では、新車乗用車の販売台数が7万3,397台(前年比
5.2%減)、 新車商用車は2万3,933台(同4.3%減)となった。 .2008年の新車乗用車の販売台数は2003年以来最低で、新車商用車は2007年と比べると減少したが、2006年からは増えている。
ニュージーランド自動車産業協会(MIANZ)のペリー・ケアCEOは、「ニュージーランドの新車自動車マーケットは、まさしく世界の経済状況に影響された。 しかし、販売台数は世界のほかの国々より悪くはない。 為替レートにより新車の価格が上がっていることを認識している顧客の支援により、厳しいマーケット状況の中でも健闘しているとこを証明している」と話した。 2008年のニュージーランドでのメーカー別の新車販売台数のトップはトヨタで、2位のフォードの約2倍近いマーケットシェアーがある。 車種別では、トヨタ”カローラ”が1位で、2位のホールデン”コモドア”の販売台数より60%多い。 (Source:
MIANZ, 11/01/09 "New Vehicle Sales Trending Down at Year End")
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01月21日2009年 |
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森林火災により大手水産養殖業者の施設に被害−南オーストラリア州 |
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南オーストラリア州ポートリンカンの水産養殖業者Clean Seas Tuna社は、1月13日に発生したブッシュファイアー(森林火災)により養殖用のエサや機器に被害があったが、今年度の養殖事業には影響がないとしている。 Stehr
Groupが保有する陸上にある作業倉庫や機械小屋が全焼した。
同グループは、「海上の養殖用ケージ、ネット、養殖用のエサやその他の機械類が焼けてしまった。 しかし幸運にも、Arno
BayとFitzgerald Bayでの陸上の作業施設には、ネットやエサなどの予備があり、すぐに使用できる。 今回の火災の被害によって、今年度の我々の養殖事業に影響はない。 損害はすべて保険によってカバーされるので、経済的な問題は発生しない」としている。 (Source:
AASP, 15/01/09 "Port Lincoln's Clean Seas Tuna loses feed, equipment
in fire")
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01月21日2009年 |
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来シーズンのロブスターの漁獲量を削減 − タスマニア州 |
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タスマニア州政府は、来シーズンのロブスターの商業総漁獲量(TACC : Total Allowable Commercial Catch)を削減することになったのは、生息数の減少が懸念されるからであるとしている。 削減量は業界や科学者たちの意見をもとに3.5%としている。
海洋生物の個体数の持続的管理を調査しているタスマニア水産養殖・漁業研究所
(TAFI : Tasmanian Aquaculture and Fisheries Institute)のカレブ・ガードナー博士は、「少なくともこの過去5年間で、ロブスターの個体数がタスマニア州の端から端まで大きく変化しており、これによって管理が必要になってきた。 州北部では個体数の回復が遅く、成長し漁獲可能な規定サイズまで成長するロブスターが少ない。 一方、州南部では漁獲量が減っているものの、個体数の回復が見られる。 州北部の個体数の減少は、過去10年間の調査で判明した海水温度が上がったために、若いロブスターの数が少なくなった以外にさまざまな理由があるかもしれない」と話した。
今回はロブスターだけでなく、オーストラリア・オオガニ(Australian Giant
Crab)の商業総漁獲量の削減も発表された。 来シーズンのロブスターの商業総漁獲量は1,470.98トン(捕獲ガゴ当たり140キロ)となり3.45%減少、オーストラリア・オオガニも51.75トン(捕獲ガゴ当たり50キロ)で16.7%の減少となった。 またオーストラリア・オオガニの雄の漁獲規定サイズも15cmから14cmに変更になる。 (Source:
ABC, 15/01/09 "Cuts to rock lobster catch")
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01月14日2009年 |
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豪州は世界55ヶ国以上が禁止している有毒殺虫剤を依然作物に使用 |
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ニュージーランドが最近使用を禁止したにもかかわらず、オーストラリアは引き続き有毒性の殺虫剤エンドスルファン(Endosulfan)を使用している。 主に園芸作物に使用されるエンドスルファンは、すでに世界の55ヶ国以上で禁止されている。
非政府組織(NGO)であるNational Toxics Networkのジョー・イミグ氏は、「オーストラリア農薬・動物用医薬品局
(APVMA: Australian Pesticides and Veterinary Medicines Authority )は、海外の警告を無視している。 エンドスルファンは残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(Stockholm
Convention on Persistent Organic Pollutants (POPs) )の科学委員会によって、.残留性有機汚染物質(
Persistent Organic Pollutants,POPs )として科学的に認定されている。 我々はオーストラリアでいかなる化学性の殺虫剤を望まないし、
エンドスルファンのような化学性の殺虫剤は最終的には妊婦の母乳にも残留することになる」と怒りを表した。 (Source:
ABC, 09/01/09 "Australia to continue using toxic insecticide")
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01月14日2009年 |
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豪州の自転車販売台数は9年間連続して自動車販売台数を上回る |
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オーストラリアの自転車推進基金(CPF: Cycling Promotion Fund)によると、オーストラリアの人々は、経済の減速、健康志向、気象変動などの理由により、引き続き自動車より多く自転車を購入しているとしている。 1月6日に発表された統計では、2008年の自動車販売台数は101万2,164台で、自転車の販売台数は140万1,675台としている。
CPFは、「これで年間の自転車販売台数が自動車を上回ったのは9年間連続になる。
経済の減速と価格の安さが、自転車販売台数を増やしているおもな要因となっている。 景気の低迷、気象変動への懸念、健康志向、ガソリン価格、道路の渋滞などが自転車への興味を高めている。 世論調査によれば、自転車を買った人は、通勤にも定期的に使用している。 我々は、経済を刺激するために、自転車専用レーンなどのインフラ整備を連邦政府に要請している。 自転車インフラは、人々の交通費の軽減ができ、温室効果ガスも減らすことが出来る経済的で理にかなった解決方法で、自転車に優しい都市を作ることは一番効果がある方法である」としている。 (Source:
AAP, 07/01/08 "Australians buying more bikes than cars")
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01月14日2009年 |
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2008年の豪州産ワインの輸出量が11%、輸出額も18%減少 |
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オーストラリア産ワインの2008年の輸出量が前年より11%減少して6億9,800万リットルとなり、オーストラリアのワイン業界として非常に厳しい年となった。 オーストラリア ワイン・ブランデー公社(AWBC)の発表では、オーストラリア産ワインの輸出額も前年より18%減少して24億6,000万ドルとなり、1リットル当たりの平均単価も前年比8%減の$3.53となった。 輸出量が減少したのは1995年以来で、輸出額が減少が減少したのは15年前にAWBCが発足して以来初めてである。
AWBCは、「平均単価の下落率は、2003年から2006年にかけての下落率と同様であるが、世界的な金融危機、不安定な為替レート、ほかのワイン生産国との競争激化、利益の減少、長引く干ばつによる不透明な供給量などの原因による販売不振は予想されなかった。 しかし、昨年の輸出減少でも、昨年の輸出量は暦年で過去4番目の記録であり、輸出額も5番目となっている」と語った。 (Source:
LLDCN, 09/01/09 "Wine exports decline in volume and value") |
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01月14日2009年 |
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アワビのシーズンが始まるも、世界的な経済減速で海外市場に打撃 |
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オーストラリアのアワビ業界は世界的な金融危機の影響を受けて、輸出が過去最悪の年となりそうである。 1月1日からアワビのシーズンが始まり、Western
Abalone Processors社のマネージャーのジム・ジョージ氏は最近海外にいる輸入業者を訪れたが、”今までで最も困難な出張”と表現し、「ただ単にすべての海外市場が影響を受けているというものではなく、非常に厳しい状況である。 オーストラリアのアワビ業界は、特に2003年のSARSウィルスなど過去にさまざまな困難を乗り切ってきた。 2008年は30トンものオーダーがあり素晴らしい年であったが、今年は最悪となりそうである。 オーストラリアのアワビのほとんどは海外に輸出されているが、それらのマーケットは景気後退の打撃を受けている。 中国との取引は30%減り、乾燥アワビの値段が30%-40%下落した。 日本経済は景気後退に入り、消費者の購買意欲は大幅に低下した。 台湾はアワビを含めた贅沢品の売り上げが30%-40%減少しているが、当社への注文は来ている。 香港は販売不振からアワビの在庫が増加しているが、アワビの消費を促すキャンペーンを実施することになっている。 海外の我々の顧客は、今持っている彼らの在庫を減らすために市場で販売キャンペーンを行い、それによって我々が1月に漁獲するアワビを交渉して有利な価格での買い付けを望んでいる。 しかし、販売キャンペーンの反応が悪ければ、それらの思惑もすべて変わって来る。 アメリカの輸入業者は多くのアワビの在庫を抱えており、特にグリーンリップ・アワビの販売量は昨年の3分の1しかなく、市場回復のチャンスは少ない。 実際にアメリカに今年は5トンのアワビを売ろうとしたが、彼らは2.5トンしか受けることが出来なかった。 我々が輸出しているほかの国々も、景気後退で同様の状況である」と語った。 (Source:
Port Lincoln Times, 06/01/09 "Abalone season opens")
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01月14日2009年 |
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豪州の新車自動車販売台数が2年連続で100万台を突破 |
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オーストラリアの新車自動車販売台数が、初めて2年連続で100万台を突破した。 連邦自動車産業会議所(FCAI)の統計によると、2008年の乗用車、SUV(スポーツ用多目的車)、商用車を含めた新車販売台数が101万2,164台となり、2007年と比べると3.6%(3万7,818台)減少した。
FCAIのアンドリュウ・マッケラーCEOは、「2008年の新車販売台数は、過去2番目の記録で自動車業界にとっては良いニュースとなった。 12月の新車販売台数の7万6,510台(前年同月比11.3%減)が100万台の大台に乗せた。 12月は市場での価格競争などで消費者にとっては購買の絶好のチャンスであったと思う。 FCAIとしては今年の新車自動車販売台数を88万台と予想している。 世界的な金融危機が経済全体に影響することを踏まえ、現実的な予想となった。 しかし、悪いことばかりでなく、ガソリン価格の下落、金利の引き下げ、連邦政府による経済対策は、今年の新車販売には明るい要素である」と語った。
2008年は、軽商用車が前年に比べて4.2%増と健闘したが、乗用車は6.3%減、SUVは1.9%減、大型商用車は3.5%減となった。 2008年のメーカー別の販売台数は、トヨタが23万8,983台(マーケット・シェアー23.6%)で1位、ホールデンは13万0,338台
(同12.9%)で2位、3位はフォードの10万4,715台(同10.3%).となっている。 車種別では、ホールデンの”コモドア"が販売台数が1位で、13年間連続でトップの座についている。
(Source: FCAI, 06/01/09 "Strong Finish For New Vehicle Sales in 2008")
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01月14日2009年 |
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12月の日本向け豪産牛肉が17%増、厳しい市場状況でも昨年は健闘 |
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昨年12月の日本へのオーストラリア産牛肉の輸出量が3万1,635トンとなり、前年同月比で17%増えた。 前年の輸出量を上回ったのは昨年8月以来である。 冷凍牛肉、冷蔵牛肉双方とも増加し、特に冷蔵グレイン・フェッド牛肉が、前年同月比で13%増えて9,243トンとなった。
昨年12月にはオーストラリア・ドルがアメリカ・ドルに対して23%、日本円に対して38%下落した。 これにより、11月の輸出量の低調や、世界的な金融危機にもかかわらず、日本のバイヤーの買い付けに勢いがついた。 昨年前半のオーストラリア・ドル高、日本市場でのアメリカ産牛肉との競争激化、世界的な食品価格の高騰、消費者の購買意欲の減退、世界的な金融危機による経済の不確実さが増す中、2008年通年の日本への牛肉輸出量は36万4,302トンとなり、2007年と比べて4%の落ち込みに留まった。 (Source: MLA, 08/01/09 "Strong finish for beef exports to Japan in 2008") |
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01月07日2009年 |
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需要が低迷のなかワインの生産量が増え、供給過剰に |
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ワイン業界の専門家は、供給が需要を大幅に上回り、今年は憂鬱な年となることを予想している。 続く干ばつや水不足にもかかわらず、ブドウ畑は引き続き豊作が予想されている。
オーストラリア ワイン生産者連盟(Winemakers' Federation of Australia)のスティーブン・ストラチャン氏は、「今年もワインの生産量が増えて供給過剰になる。 年間50億ドルのワイン業界が存続するには、20%くらいの減産が必要となる。 同じマーケットで、同じ店頭で競争するには、ブドウ畑を減らし、ブランドの数も減らす必要がある。 我々はお互いに競争し合って、お互いの利益を減らしている。 相当厳しい環境で、相当の負債を抱えるワイン生産者が多くいる。 それらのワイン生産者がすべて生き残ることは非常に困難である」と話した。 (Source:
ABC, 02/01/09 "Low demand, high production to cause wine glut")
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01月07日2009年 |
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インドへのアーモンド輸出量が2009年には40%増予想 |
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南オーストラリア州産アーモンドのインドへの輸出量が2009年には40%増える模様である。 この大幅な増加は、同州のアーモンド業界の貿易代表団が最近インドを訪れた成果である。 南オーストラリア州アーモンド委員会(Almond
Board of South Australia)のジュリー・ハッスレットCEOは、「インドの社会構造の変化が需要を高めている。 インドでは中産階級が急速に増えており、それらの人々がアーモンドの主な消費者である。 それに加えて、結婚シーズンなどのギフトとしてアーモンドが多く使われている」と話す。
貿易代表団の一員としてインドを訪問したAlmondco社のブレンドン・ウールストン氏は、「インドの原動力は急速に変わっている。 インドは相当な速さで進歩しており、スーパーマーケットやショッピング・モールがいたるところに次々と建設されている。インド市場は我々にとって長期的に見て重要なマーケットである。 今後我々のビジネスが拡大し、インドへの輸出量も増えていくことになる」と話した。 (Source:
ABC, 24/12/08 "Classy almonds")
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01月07日2009年 |
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アサヒビールが豪シュウェップス社を買収か |
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日本のビールメーカーのアサヒビール社は、オーストラリアのアルコール飲料事業に参入することを検討している中、シュウェップス・オーストラリア社の清涼飲料部門の買収を計画している。 この動きは、ビール事業とワイン事業の分割を検討しているフォスターズ・グループとの協同で行なわれたとされている。
今回のアサヒビール社とシュウェップス社との取引に詳しい関係者は先週、アサヒが来月までに結論を出すフォスターズの事業見直しを待っており、両社の事業統合が予想されていると話した。 もし、ビール事業が独立することになれば、アサヒビール社は現在オーストラリアでアサヒビールのディストリビューション契約を締結しているファスターズとの関係を、何らかの提携契約にまで発展させることになると考えられる。 しかし、フォスターズとのいかなる契約にもかかわらず、アサヒビール社は、オーストラリアでの存在感を高めるために、総額12億ドルの買収計画の一環として、「Schweppes」、「Solo」、「Spring
Valley」ブランド以外にも海外からほかの清涼飲料の獲得を目指すことになる。 だがこの計画は特に具体的に話が進んでいる訳ではないと関係者は語った。
アサヒビール社による、キャドバリー社が保有するシュウェップス社の現金による買収計画については、アメリカのコカコーラ社のオーストラリアの子会社も買収に興味を示しており、アサヒビール社より良い条件を提示するかはコカコーラ社の本社が3月までに結論を出すことになっている。 (Source:
SMH, 29/12/08 "Asahi keen to boost drinks arm")
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01月07日2009年 |
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インドネシアへの生体牛輸出が年間100万頭に − 北部準州 |
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